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女性の高脂血症

高脂血症と呼ばれる症状がありますが、これは字の通り、血中の脂質の割合が多い状態を言います。脂質の代謝異常によってこうした高脂血症は起こりやすくなりますが、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが、脂質の代謝に関係が深いということがあり、ホルモンバランスが乱れることによって女性はコレステロールの値が変化しやすくなります

 

しかし総じてエストロゲンが多いおかげで、若い女性の場合は血中のLDLコレステロール値が低く抑えられる傾向があり、男性よりも動脈硬化のリスクが低くなっています。

 

女性の多くは更年期といわれる時期が40〜50歳頃に起こり、閉経を迎えるようになりますが、これによって体内のエストロゲン量が急に減少します。一生の間に作られるホルモンの量は限られているとも言われていて、元に戻ることはありませんから、この時期を過ぎると急に血液中のLDLコレステロールやトリグリセライド(中性脂肪)の数値が高くなります。

 

LDLコレステロール値は閉経前と比べて平均20%程度の上昇が見られ、60歳頃には女性の平均値が男性よりも高くなってきます。それに伴い、女性は50歳代から高脂血症の症状が増え、動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞を生じる人も少なくありません。

 

閉経の前後には、ホルモンバランスの崩れによって起こる更年期障害と呼ばれる症状が出てくることが知られていますが、一方で更年期の女性は血液中の脂質異常も生じやすいために、動脈硬化による病気も注意しなければならないのです。男女差があるために理解されにくい部分でもありますので、事前に夫婦でもこうしたことは共有し高脂血症の改善にサプリを用いたりと対策を考えた方が良いでしょう。